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新聞を取っていないのでここがチラ裏

鏡を見ているような感覚

特別であろうと思う事 とは。

 

子供の時分から自分が特別な人間だと思いたかった。

自分だけが特別な人間で、それこそ本当に幼い頃は例えば魔法が使えたりだとか、何をやっても天才的に上手くいくだとか、そういった存在であると信じていた。

実際は特別どころか並の人間以下だと分かって絶望した。

 

 

みんな大好き中島敦山月記。何であんなに人気なんでしょう。名作だからとか教科書に載ってたからだとかその程度では収まらない人気がありますよね。敢えて俗っぽい「大好き」や「人気」と表現をしたくなる位ミーム化しているように思います。

 

選民思想がどこからくるのか、何故自分が特別に優れていると思うのか、誰かに教わるでもなくそういった考えを持つ理由とは、本能的に思うものなのであればそれが何に必要で何に役立つのか、自分が何者かでありたいと願う感情はどこから来るのか、自己の確立としてどこまで自分を信頼すべきなのか、自信と驕りは何が分岐となるのか同じものなのか、

 

ちょっとだけ考えましたが頭が足りないのでよく分かりませんでした。でもそんな事は必要な事ではない。

 

 

 

「一部なりとも後代に伝えないでは、死んでも死に切れない」と虎に成り果ててなお詩業に執着しても一流になるには欠けていると漠然と思われる事の屈辱感は計り知れないだろうな。

自意識が高くその裏返しで青年の頃から自嘲癖があるだけで自分が特別であるはずだと心から信じ、猛獣に身を落とし自省しているように見せて「己よりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者が幾らでもいるのだ」などと言える図太さがあって「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」なんてよく嘯ける。

 

全部ブーメランなんですけどね。自己紹介にしかならない。

勉強もできず才能もなくただ自意識だけが募る凡人は発狂もできず虎にすらなれない。